●my favorite things
しばらく「20世紀書店」が続きます。ほかの世紀にもお邪魔します。
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405. 1934年の佐佐木信綱『明治文學の片影』(2023年11月16日)
406. 1940年の『FRIENDS of a LIFETIME(生涯の朋友)』(2023年11月23日)
407. 1956年の『The BEST of Friends(最良の朋友)』(2023年11月24日)
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407. 1956年の『The BEST of Friends(最良の朋友)』(2023年11月24日)
前回からの続きです。
シドニー・カーライル・コッカレル(Sydney Carlyle Cockerell、1867~1962)への手紙をまとめた、1940年の『FRIENDS of a LIFETIME(生涯の朋友)』の続編です。
『The Best of FRIENDS Further letters to Sydney Carlyle Cockerell』(1956年、Rupert Hart-Davis)
『最良の朋友 続・シドニー・カーライル・コッカレルへの手紙』
編者は、前作同様、ヴァイオラ・メイネル(Viola Meynell、1885~1956)、彼女の遺著でもあります。
シドニー・カーライル・コッカレルという人物を一言であらわすと、いい意味で「モリスの忠実な番犬」というのがあてはまるような気がするのですが、言い過ぎでしょうか。
コッカレルは、ケンブリッジ大学附属のフィッツウィリアム美術館の館長を1908年から1937年まで30年務めましたが、学歴としては高卒で、館長としては異例の存在です。40歳までは在野の人でした。
1884年、ロンドンのパブリックスクール、セント・ポールズ・スクール(St. Paul's School)を卒業すると、祖父と二人のおじが営んでいた石炭商Geo. J. Cockerell & Co.で働くようになります。コッカレルが10歳の時、父親が亡くなったので、その跡を受け継ぐようなかたちでした。
10代後半のコッカレルは、仕事以外の時間で、その人生に大きな影響を与えた3人と出会います。
1人目は、オクタヴィア・ヒル(Octavia Hill、1838~1912)。貧困層の住環境改善につとめた社会事業家で、その手伝いをするようになります。もともとは亡くなった父が、彼女の支援者だったことがきっかけでした。
2人目は、ジョン・ラスキン(John Ruskin、1819~1900)。コッカレルは子どものころから収集癖があって、整理分類を得意としていました。貝類の収集では10代にして専門家をしのぐほどで、その知識からラスキンとの文通が始まります。『建築の七灯』(The seven lamps of architecture、1849年)などラスキンの著作に感銘を受けて、フランスにゴシック建築に見に渡航したとき、たまたま、ラスキン一行と同行することになり、3週間ラスキンと一緒に古建造物を見て回るという夢のような旅を体験しています。ラスキンにとっても、最後の大陸への旅行でした。
若いながら、コッカレルには仲裁者の能力もあって、長い間仲違いしていたオクタヴィア・ヒルとジョン・ラスキンの関係を修復させています。
それぞれ名声のある50歳代の女性と70歳代の男性の長年の不和を解消するよう働きかけるなんて、たいした若者です。
3人目は、ウィリアム・モリス(William Morris、1834~1896)。コッカレルは5人兄妹の次男で、長男のテオ(Theo Cockerell)がモリスの政治集会に参加していたことから、「テオの弟」として知り合います。1890年、モリスは「古建造物保存会(The Society for the Protection of Ancient Buildings: 略称S.P.A.B.)」を立ち上げ、コッカレルはその委員会のメンバーに選ばれます。メンバーは、モリスのほか、建築家・デザイナーのフィリップ・ウェブ(Philip Webb、1831~1915)、製版・活字の専門家エメリー・ウォーカー(Emery Walker、1857~1933)、建築家W・R・レザビー(William Richard Lethaby、1857~1931)、アーツ・アンド・クラフツ運動(Arts and Crafts Movement)の推進者たち、当時その世代を代表するような専門家が集まっていました。委員会の会合は毎週木曜日午後5時から、7時には「食事(High Tea)」で、毎回談論風発の集まりで、最年少のコッカレルにとっては、最高の学びの場でした。コッカレルの日記によれば、会合は少なくとも125回以上開かれていたようです。
コッカレルはこまめな人で丁寧に日記を書く人でした、1886年から1962年までの日記は、現在は大英図書館(British Library)に所蔵されています、公刊はされていませんが、例えばウェブ上でその日記にアクセスできるようになれば、文化史的に素晴らしいアーカイヴになるのではないかと思います。
1892年、25歳のコッカレルは石炭の仕事を辞め、アートの世界に飛び込みます。モリスの私設秘書、ケルムスコット・プレス(Kelmscott Press)の秘書(Secretary)となって、モリスの仕事を支えます。 コッカレルの収集、整理分析の能力、そして実際的なビジネスのセンスは、モリスに欠けているものを補うに十分な存在でした。
1896年にモリスが亡くなったとき、ケルムスコット・プレスを見事に畳んだのも、コッカレルの手腕でした。
その後、エメリー・ウォーカーと、古文書や古写本を複製する製版所を運営したり、中世古文書・古写本の収集家、在野の専門家として、確固たる存在になっていきます。
1907年、装飾写本の制作者フローレンス・ケイト・キングスフォード(Florence Kate Kingsford、1871~1949)と結婚。
1908年、40歳をすぎて結婚したコッカレルは、M・R・ジェイムズ(Montague Rhodes James、1862~1936)の退任のあと空席になっていた、ケンブリッジのフィッツウィリアム美術館の館長(Director)に応募します。基本的に大学関係者が引き継いできた職なので、ケンブリッジ大学と無縁なコッカレルにとっては不利な求職でしたが、決定をつかさどるような有力者たちに働きかけられる多くの友人たちがいて、イギリス中とどこを探しても美術館館長としてコッカレル以上の適任者はいないと運動してくれたようです。仕事に正確で信頼が置け、ビジネスの能力があり、率直で、気配りのある、高い品性の持ち主と評価されていました。
『The Best of FRIENDS(最良の朋友)』は、前作『FRIENDS of a LIFETIME(生涯の朋友)』と違い、亡くなった人だけでなく、刊行された1956年当時存命の人からの手紙も収録しています。意外なところでは、俳優のアレック・ギネス(Alec Guinness、1914~2000)とも文通しています。美術関係者が多いですが、交友関係は広いです。
前作のように個人個人で手紙をまとめるのではなく、編年形式で1900年から1954年まで並べられています。そのため、話題が波及していく様子や、やりとりの流れが分かりやすくなって、ドライブ感のある、時間と人の考えの流れを感じられる構成になっています。
ただ、 ロウレンティナ・マクラクラン(Dame Laurentia McLachlan)からの手紙だけは、巻末にまとめて収録されています。
『The Best of FRIENDS』(1956年、Rupert Hart-Davis)ダストラッパー
『The Best of FRIENDS』(1956年、Rupert Hart-Davis)表紙
縦220×横148×幅28ミリ
308ページ
『The Best of FRIENDS』(1956年、Rupert Hart-Davis)扉
Rupert Hart-Davisのキツネのプリンターズ・マークは、レイノルズ・ストーン(Reynolds Stone,1909~1979)作です。
『The Best of FRIENDS』(1956年、Rupert Hart-Davis)刊記
◆
『FRIENDS of a LIFETIME』でコッカレルに手紙を送った人々
下記手紙の送り手につけた番号は便宜上のもので、『FRIENDS of a LIFETIME』の62人から続けて付けてみました。
『FRIENDS of a LIFETIME』の手紙の送り手は1940年時点でみな亡くなっていましたが、『The Best of FRIENDS』では、亡くなった人と1956年当時存命だった人の手紙が交じっています。【 】で生没年を示した人が1956年当時存命だった人です。
1940年の『FRIENDS of a LIFETIME』では、個人別に手紙がまとめられていましたが、1956年の『The Best of FRIENDS』では、1900年から1954年まで年順で編集されています。ただ、デイム・ローレンティナからの手紙だけは最後にまとめて掲載されています。
下記の番号も登場順です。
(63) Sir Arthur Quiller-Couch(1863~1944)、作家、Qというペンネーム、ケンブリッジ大学の英文学教授
(64) C. H. St. John Hornby(1867~1946)、英国小売業大手のWHSmith創業者、Ashendene Pressの経営者
(65) Laurence Binyon(1869~1943)、詩人、大英博物館員
(66) Katharine Adams(Mrs. Edmund J. Webb、1862~1952)、製本家
(67) Lady Helena Carnegie【1865~1943】、第9代サウシェスク伯爵ジェームズ・カーネギーの娘
(68) Theodore Watts-Dunton(1836~1914)、詩人、批評家
(69) Lucy Clifford【1846~1929】作家
(70) Wilfrid Meynell C.B.E.(1852~1948)、出版者、編集者、Viola Meynellの父
(81) Hilare Belloc(1870~1953)、歴史家、保守主義の評論家
(82) Sir Muirhead Bone(1876~1954)、版画家、水彩画家
(83) George Bernard Shaw(1856~1950)、劇作家、社会主義の評論家
(84) Sir Max Beerbohm【1872~1956】、エッセイスト、カリカチュア画家、劇評家
(85) Siegfried Sassoon, M.C. 【1886~1967】詩人
(86) Walter De La Mare, O.M., C.H. 【1873~1956】、小説家、詩人
(87) Martin Hardie, C.B.E、【1875~1952】、画家、版画家、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の絵画・版画部門学芸員
(88) Sir J. J. Thomson, O.M., F.R.S.(1856~1940)、Trinity Collegeの学長
(89) Mrs. G. M. Trevelyan, C.H. 【Janet Penrose Ward、1879~1956】、歴史家George Macaulay Trevelyan(1876~1962)の妻
(90) Mrs. C. M. Doughty(Caroline Amelia McMurdo、1862~1950)、陸軍大将Sir William Montagu Scott McMurdoの娘、著作家のC. M. Doughtyの妻
(91) Gertrude Caton-Thompson, Litt.D. 【1888~1985】、考古学者
(92) Mrs. J. W. Mackail(Margaret Mackail)【1866~1953】EdwardとGeorgiana Burne-Jonesの娘
(93) Dr. Axel Munthe(1857~1949)、スウェーデン出身の医師、著作家
(94) Carolin Nias(1862~1948)、Admiral Sir Joseph Niasの娘
(95) Bernhard Berenson【1865~1959】、美術史家
(96) Laurence Housman【1865~1959】、劇作家、イラストレーター
(97) Rt. Hon. Lord Kennet of the Dene, G.B.E., D.S.O. 【1879~1960】、政治家
(98) T. H. White【1906~1964】、小説家、『永遠の王 アーサーの書』
(98) Freya Stark, C.B.E. 【1893~1993】、中東各地を探検した旅行作家
(100) Alec Guinness, C.B.E. 【1914~2000】、俳優
(101) The Rev. Dr. John S. Whale, D.D. 【1896~1997】、歴史家、神学者
(102) T. Sturge Moore(1870~1944)、詩人、画家
(103) Mrs. Edmund Booth【Etta Addis】
(104) Field-Marshal Earl Archibald Wavell, P.C., G.C.B., G.C.S.I., G.C.I.E., C.M.G., M.C.(1883~1950)、初代ウェーヴェル伯爵アーチボルド・パーシヴァル・ウェーヴェル陸軍元帥、インド総督
(105) Edward Johnston, C.B.E.(1872~1944)、カリグラファー、書体デザイナー
(106) Bridget Johnston、【】Edward Johnstonの長女
(107) Derrick Leon(1908~1944)、小説家、伝記作家
(108) Major Earl Wavell, M.C.(1916~1953)第2代ウェーヴェル伯爵アーチボルド・ジョン・アーサー・ウェーヴェル少佐、ケニヤで殉職
(109) Alfred H. Powell【1865–1960】、アーツ・アンド・クラフツ運動の建築家、陶器デザイナー
(110) Sir Shane Leslie, Bart.(1885~1971)、外交官、著作家、ウィンストン・チャーチルのいとこ
(111) Oswald P. Milne, F.R.I.B.A. 【1881~1968】、建築家
(112) Sir Kenneth Clark【1903~1983】、美術史家
(113) Sir Desmond MacCarthy, Litt.D.(1877~1952)、作家、文芸評論家
(114) Rr. Rev. E. S. Woods, D.D., Bishop of Lichfield(1877~1953)、リッチフィールド司教
(115) Ernest G. Harris【 ? 】
(116) Eileen Bigland(Mrs. Lilburn)【1898~1970】、伝記作家
(117) The Countess of Huntingdon(Margaret Lane)【1907~1994】、作家
(118) Richard Incledon【 ? 】
(119) Walter Oakeshott, F.S.A. 【1903~1987】中世文学研究者、オックスフォード大学のVice-Chancellor
(120) The Hon. Mrs. Gilbert Coleridge【Marguerite Winifred Pierpoint Mitchell、1883~1964】、Gilbert Coleridge(1859~1953)の妻
(121) Sir Owen Morshead, K.C.B., K.C.V.O., D.S.O., M.V. 【1893~1977】、王立図書館員
(122) Ruth Draper、C.B.E., LL.D. 【1884~1956】、アメリカの舞台俳優、劇作家
(123) William M. Ivins【1881~1961】印刷史研究者、白石和也訳『ヴィジュアル・コミュニケーションの歴史』(1984年、晶文社)
(124) Rt. Hon. C.R. Attlee, O.M., C.H., M.P. 【1883~1967】、労働党政治家
(125) Joan Hassall【1906~1988】木版画家
(126) The Abbess of Stanbrook(Dame Laurentia McLachlan, O.S.B.、1866~1953)、ベネディクト会修道女、スタンブルック修道院長
(127) Christopher St. John(Miss Marshall)【1871~1960】、女性参政権運動家、作家
(128) Mrs. Bernard Shaw(Charlotte Payne-Townshend、1857~1943)、ファビアン・ソサエティ会員、女性解放運動活動家
(129) Sir Ivor Atkins【1869~1953】ウスター大聖堂図書館司書、ウスター大聖堂のオルガン奏者
129の興味深い名前が並んでいます。
今の世で、コッカレルのように信頼される存在は誰なのでしょう。
◆
ウィルフリッド・ブラント(Wilfrid Jasper Walter Blunt、1901~1987)によるシドニー・カーライル・コッカレルの伝記『Cockerell』の英国版と米国版の書影も並べてみます。
『Cockerll』(1964年、Hamish Hamilton)ダストラッパー
コッカレルを人生を彩った人物として、ローレンティナ・マクラクラン(Dame Laurentia McLachlan、1866~1953)、トマス・ハーディ(Thomas Hardy、1840~1928)、ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw、1856~1950)、ジョン・ラスキン(John Ruskin、1819~1900、フレヤ・スターク(Freya Stark、1893~1993)、T・E・ローレンス(Thomas Edward Lawrence、1888~1935)、ウィリアム・モリス(William Morris、1834~1896)、ウィルフリッド・スカウェン・ブラント(Wilfrid Scawen Blunt、1840~1922)の8人の写真が選ばれています。
『Cockerll』(1964年、Hamish Hamilton)表紙
縦228×横160×幅40ミリ
xviiiページ、386ページ
『Cockerll』(1964年、Hamish Hamilton)扉
『Cockerll』(1964年、Hamish Hamilton)刊記
『Cockerll』(1965年、Alfred A Knopf)表紙
手もとにあるアメリカ版は、ダストラッパーなしの裸本です。
縦218×横150×幅33ミリ
xviiiページ、386ページ
『Cockerll』(1965年、Alfred A Knopf)見返し
フィッツウィリアム美術館の写真が使われています。
イギリス版も同様の見返しです。
崇文堂で買い求めました。
『Cockerll』(1965年、Alfred A Knopf)扉
『Cockerll』(1965年、Alfred A Knopf)刊記
クノップ社の本の流儀で、使われた活字がモノタイプ社の「Walbaum」と明記されています。
組版は、英国版・米国版、同じものが使われています。
コッカレル伝の著者のウィルフリッド・ブラント(Wilfrid Jasper Walter Blunt、1901~1987)は、美術史学者、伝記作家。晩年はワッツ・ギャラリー(Watts Gallery)の館長を務めていました。
『FRIENDS of a LIFETIME』に手紙を収録されたウィルフリッド・スカウェン・ブラント(Wilfrid Scawen Blunt、1840~1922)は遠い親戚のようですが、その名前を受け継いでいます。
コッカレルは、ウィルフリッド・スカウェン・ブラントの私設秘書としてエジプトに行っていた時期もありました。
伝記作者のウィルフリッド・ブラントのボタニカルアートについての概説書は、邦訳もでています。
■ウィルフリッド・ブラント著 森村謙一訳『植物図譜の歴史:芸術と科学の出会い』(1986年・2014年、八坂書房)
ウィルフリッド・ブラントの弟アンソニー・ブラント(Anthony Frederick Blunt、1907~1983)も美術史学者で、荒井信一訳『ピカソ<ゲルニカ>の誕生』(1981年、みすず書房)、岡崎康一訳『ウィリアム・ブレイクの芸術』(1982年、晶文社)などの邦訳もあります。
しかし、アンソニー・ブラントは、美術史学者というより、ソ連のスパイとして記憶されています。
頭の切れる曲者を輩出する一族だったようです。
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コッカレルと修道女ロウレンティナ・マクラクラン、作家バーナード・ショー3人の手紙のやりとりは、ヒュー・ホワイトモア(Hugh Whightmore)の台本で舞台化され、テレビ・ドラマにもなっています。
イギリスのチャンネル4制作の1991年作品『Friends of a Lifetime』のDVD、カナダ盤(2002年)を持っています。
コッカレル役は、ジョン・ギールグッド(Sir John Gielgud、1904~2000)、デイム・ローレンティナ役は、ウェンディ・ヒラー(Dame Wendy Hiller、1912~2003)、バーナード・ショー役は、パトリック・マクグーハン(Patric McGoohan、1928~2009)。
文通によるつながりなので、それぞれの対話でなく、個々の3つの場所でのモノローグで進行する物語になっています。
バーナード・ショー役をアイルランド系の俳優が演じるのはもっともなことなのですが、コッカレルの文通相手だったアレック・ギネス(Sir Alec Guinness、1914~2000)でも見てみたかったです。
このテレビドラマと同じころだと、イヴリン・ウォー(Evelyn Waugh、1903~1966)原作のイギリス映画『ハンドフル・オブ・ダスト(A Handful of Dust)』(1988年)で、アレック・ギネスが演じた「Mr. Todd」は強烈でした。
優雅な上流階級ものを期待して見ていた人が、「何なの、あのじじい」と怒りに震えていました。
◆
鹿児島市春日町の旧岩崎邸が無くなっていました。
鹿児島では珍しい、戦前から残る洋館でした。
敷地にあった楠や桜などの樹木も、洋館と一緒に無くなり、全くの更地になっていました。
広くて、草野球ができそうです。
かつて重富島津家の上屋敷があった場所です。
鹿児島城下絵図には4333坪とあります。
重富島津家というと、島津久光(1817~1887)や島津珍彦(1844~1910)ゆかりのお屋敷があった場所です。
島津家が移った後、分割されて、藤武邸や共立幼稚園などに分かれた一画にあった、洋館でした。
保存が決まった藤武邸より古い建物だったのではないでしょうか。
藤武邸の保存については議論の場がありましたが、旧岩崎邸については何の前触れもなく消失してしまいました。
旧岩崎邸の敷地内には、縄文時代の遺跡、春日町遺跡もありました。
マンションになるという話です。
鹿児島に「古建造物保存会(S.P.A.B.)」のメンバーがいたら、何を思うのでしょう。
ながらく人も住んでいなかったようですし、高い塀に囲まれた私有地で、写真もほとんど見かけません。
春日神社の境内から見える様子しか記憶にありませんが、鹿児島ではほかで見ることがない建築物で、絵に描いたような「洋館」でした。
門構えも立派でしたね。
取り壊すのであれば、なにか本格推理映画の舞台として使って、映像の記録を残せばよかったのに、と勝手に思ったりします。
何も無かったことのように、なくなりました。
〉〉〉今日の音楽〈〈〈
チャクラ(CHAKRA)メジャーデビュー前の1978年~1980年のデモ音源を、2023年に聴くことができました。
デビュー盤『CHAKRA』(1980年、日本ビクター)より、「ニューウェーブ」です。
道に迷うとフュージョンに紛れ込みそうな危うさも感じましたが、日本の「ニューウェーブ」です。
CHAKRA『おとはじめ』(2023年、galabox)
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406. 1940年の『FRIENDS of a LIFETIME(生涯の朋友)』(2023年11月23日)
前回の佐佐木信綱『明治文學の片影』(1935年)に続いて、同じような構成の「手紙の時代」の本を取り上げます。
イギリスの書誌学者でケンブリッジ大学附属のフィッツウィリアム美術館(Fitzwilliam Museum)の館長を1908年から1937年まで30年務めたシドニー・カーライル・コッカレル(Sir Sydney Carlyle Cockerell、1867~1962)というなかなかの人物がいます。
その人へ送られた手紙をまとめた本です。
Edited by Viola Meynell『FRIENDS of a LIFETIME LETTERS TO SYDNEY CARLYLE COCKERELL』(1940年、Jonathan Cape)
ヴァイオラ・メイネル編『生涯の朋友 シドニー・カーライル・コッカレルへの手紙』
佐佐木信綱『明治文學の片影』同様、1940年の刊行時、亡くなっていた人たちの手紙があつめられています。
ジョン・ラスキン、ウィリアム・モリス、トマス・ハーディ、ヘンリー・ジェームズ、T・E・ロレンスといった手紙の書き手が次々でてきます。
手紙の数は1通の人から20通を超える人まで、1877年から1937年まで、コッカレル宛ての62人の手紙が、ゆるやかに時代順に収録されています。
美術、文学、古文書、筆記体、政治、ゴシップ、人が関心をもつさまざまな話題が取り交わされていますが、特に、図書館や美術館、博物館に関心のある人にとっては、格好の読み物になっています。
こういう本が、ふつうに翻訳されていればなと思います。
『Friends of a Lifetime』の編者のヴァイオラ・メイネル(Viola Meynell、1885~1956)は作家で、出版一族の一員です。
父のウィリフリッド・メイネル(Wilfrid Meynell、1852~1948)はタイポグラフィーに詳しい編集者・出版人で、Westminster Pressを主宰、母のアリス・メイネル(Alice Meynell、旧姓Thompson、1847~1922)は詩人、弟のフランシス・メイネル(Francis Meynell、1891~1975)はノンサッチ・プレス(Nonesuch Press)の創業者です。第135回で紹介した1943年の『FLEURON』誌刊行20周年記念に催された食事会の参加者の1人です。
ノンサッチ・プレスは、秋朱之介(西谷操、1903~1997)が、こんな本を作りたいとあこがれていた版元です。
1937年、コッカレルはフィッツウィリアム美術館館長を退任し、ケンブリッジを離れてロンドンのキュー(Kew)に移転します。
その新居を訪ねたヴィイオラ・メイネルは、書庫に入る許可を得て、何冊もの手紙を整理したモロッコ装の本を借りだす許可を得ました。
そこから企画が立ちあがり、誕生した本です。
1956年に、続編の『The Best of Friends』 も刊行されています。
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)ダストラッパー
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)表紙
縦227×横155×幅36ミリ
384ページ
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)扉
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)刊記
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)見返しの書き込み
手もとにある本には、見返しに、シドニー・コッカレル自筆の書き込みがあります。
To R. Page Arnot
from Sydney Cockerell
Kew 9 Oct 1951
ロバート・ペイジ・アーノット(Robert "Robin" Page Arnot、1890~1986)は、イギリスの共産主義者で、イギリス炭鉱労働者の歴史について大部の著作のある人です。アーノットにはウィリアム・モリスについての著作もあるので、モリスの徒からモリスの徒へ贈られた本だと思うと、ちょっと胸があつくなります。
1940年刊行の本ですが、1951年にコッカレルの手もとにあった本を贈ったもののようです。
『FRIENDS of a LIFETIME』(1940年、Jonathan Cape)誤植修正
2カ所、コッカレルの手で、誤植が修正されています。
p12
Roxburge Club → Roxburghe Club
ロクスバラ・クラブ
p245
Haifa → Hirfa
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『FRIENDS of a LIFETIME』でコッカレルに手紙を送った人々
『FRIENDS of a LIFETIME』では、1940年の刊行時、亡くなっている人たちの手紙が収録されています。
(1) Sydney Joh Cockerell(1842~1877)Sydny Carlyle Cockerellの父親、石炭商、社会事業家 2通(付記)
(2) Mrs. S. J. Cockerell(Alice Elizabeth Bennet、1845~1900)、Sydny Carlyle Cockerellの母親 1通
(3) Sir Richard Douglas Powell, Bart., M.D.(1842~1925)Royal College of Physiciansの学長、英王室の侍医 1通
(4) Lady Bennet(Agnes Willson、1822~1889)、Sir Jon Bennet夫人 1通
(5) John Ruskin(1819~1900)、芸術家、芸術・政治経済の思想家 19通(付記)
(6) Octavia Hill(1838~1912)、ロンドンの公営住宅の改革者、ナショナルトラストの創始者 6通
(7) William Morris(1834~1896)、詩人、ロマンス作家、工芸家、出版者、社会主義者 2通
(8) Sir Charles Stewart Loch(1849~1923)経済学教授、1868年設立のロンドンの慈善組織協会の幹事 1通
(9) Mrs. William Morris(Jane Burden、1839~1914)William Morrisの妻、画家ロセッティのモデル 3通
(10) May Morris(1862~1938)、William とJane Morrisの二女、刺繍作家、デザイナー、父の作品の編集者 5通
(11) Henry Elford Luxmoore(1841~1926)、イートン校の校長、ラスキンの理想を実現するために設立されたセント・ジョージ・ギルドの会長 2通
(12) Count Leo Tolstoy(1828~1910)、ロシアの小説家、1通(付記)コッカレルは1903年ロシアにトルストイを訪ね、ラスキンの本を贈っている。
(13) Alice Meynell(Alice Thompson、1847~1922)詩人、本書の編者Viola Meynellの母 1通
(14) Algernon Charles Swinburne(1837~1909)、詩人 1通
(15) Sir Edmund Gosse(1849~1928)、貴族院図書館司書、詩人、評論家 3通
(16) Charles Fairfax Murray(1849~1919)、芸術家、収集家、ロセッティやモリスの友人、コッカレルが館長を務めたフィッツウィリアム博物館への寄贈者
(17) Arthur Hughes(1832~1915)、ラファエル前派の画家、挿絵画家 1通
(18) William Hale White(1831~1913)、作家、ペンネームMark Rutherford、1通
(19) Philip Webb(1831~1915)、建築家、デザイナー、Morris & Co.のパートナー 21通(付記)
(20) Lady Burne-Jones(Georgiana Macdonald、1840~1920)、Sir Edward Burne-Jones夫人。Rev.G. B.Macdonaldの5人の娘の1人。そのうち2人は、Stanley BaldwinとRudyard Kiplingの母 15通(付記)
(21) William Richard Lethaby(1857~1931)、建築家、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのデザインの教授 15通(付記)
(22) William De Morgan(1839~1917)、陶芸家、小説家 1通
(23) Katherine Bradley(1848~1914)、詩人、姪のEdith CooperとともにペンネームMichael Field 3通
(24) Ouida(Louise de la Ramée、1839~1908)、小説家、イタリア在住 日本では『フランダースの犬』が知られる 13通
(25) Robert Bontine Cunninghame Graham(1852~1936)、作家、旅行家、政治家、下院議員 1通
(26) Wilfrid Scawen Blunt(1840~1922)、詩人、旅行家、政治家、反帝国主義の国家主義者 42通(付記)
(27) The Hon. Mark Napier(1852~1919)、弁護士、下院議員 1通
(28) Ralph, 2nd Earl of Lovelace(1839~1906)、第2代ラブレス伯爵、登山家、詩人バイロンの孫 1通
(29) Lady Blanche Hozier(1854~1925)Lady Blanche Ogilvy、第7代エアリー伯爵の娘 2通
(30) Alfred Russell Wallace, F.R.S.(1823~1913)、自然科学者、旅行家、社会学者、ダーウィンとともに自然選択を提唱 4通
(31) Sir Francis Darwin, F.R.S.(1848~1925)、園芸家、チャールズ・ダーウィンの三男、ダーィンの伝記作者 1通
(32) Henry Festing Jones(1851~1928)、シシリーについての著作家、サミュエル・バトラーの伝記作家 2通
(33) Sir Emery Walker(1851~1933)、製版制作者、収集家、タイポグラフィーの専門家 4通(付記)
(34) Thomas J. Cobden-Sanderson(1840~1922)、製本家、印刷者、弁護士、1880年代のアーツ・アンド・クラフツ運動の推進者 16通(付記)
(35) Charles Montagu Doughty(1843~1926)、旅行家、詩人 『アラビア砂漠の旅』 13通(付記)
(36) Edward Garnett(1868~1937)、作家、批評家 1通
(37) Guy Le Strange(1854~1933)アラビアとペルシャについての研究者、中東についての著作家、教会装飾画家Henry L. Styleman le Strange of Hunstanton Hallの三男 1通
(38) Robert Bridges, O.M.(1844~1930)、桂冠詩人、優れた手書き文の推奨者 1通
(39) Henry James(1843~1916)アメリカの小説家 1通
(40) Professor F. York Powell(1850~1904)、オックスフォードの欽定教授、現代史 1通
(41) Arthur Christopher Benson(1862~1925)エッセイスト、伝記作家、イートン校校長、ケンブリッジのMagdalene Collegeの校長 3通
(42) Lady Gregory(1859~1932)劇作家、作家、Irish Theatre第一の支援者、セイロン総督Rt. Hon. Sir William Gregory, F.R.S.の妻 1通
(43) William Butler Yeats(1865~1939)、詩人、劇作家 8通
(44) Thomas Hardy(1840~1928)、小説家、詩人 24通
(45) Mrs. Thomas Hardy(Florence Dugdale、1880~1937)、Thomas Hardyの2番目の妻 27通
(46) Sir James Barrie, Bart., O.M.(1860~1937)、小説家、劇作家 2通
Viola Meynellは、James Barrieの書簡をまとめた『Letters of J. M. Barrie』(1942年、Peter Davis)
を編集しています
(47) Charlotte Mew(1869~1928)、詩人 8通(付記)
(48) Joseph Conrad(1857~1924)、小説家、船長 2通
(49) Alfred Edward Housman(1859~1936)、詩集『シュロップシャーの若者』の作者、ケンブリッジのラテン語教授 2通
(50) Roger Eliot Fry(1866~1934)、画家、批評家、ケンブリッジの美術教授 2通
(51) Walter Willson Cobbett(1847~1937)、親戚、アマチュアのヴァイオリニスト、『Cobbet’s Cyclopaedia of Chamber Music』の編者、10のストラディバリウスとガルネリを所有
(52) Montague Rhodes James, O.M., LITT. D.(1862~1936)、1894~1908年のフィッツウィリアム博物館館長、コッカレルの前任者、中世古文書の専門家、怪奇小説作家 1通
(53) David Lindsay, Earl of Crawford and Balcarres, K.T.(1871~1940)、芸術愛好家、British MuseumとNational Galleryの理事、ロクスバラ・クラブの代表 1通
(54) Walter K. Shirley, 11th Earl Ferrers(1864~1937)建築家、第11代フェラーズ伯爵 1通
(55) Sydney Holland, 2nd Viscount Knutsford(1855~1931)、弁護士、第2代ナッツフォード子爵、London Hospitalの会長 1通
(56) Charles Ricketts, R.A.(1866~1931)、画家、挿絵画家、舞台美術家、収集家 鑑定家 15通
(57) Francis William Bain(1863~1940)、歴史家、経済学者、インドのデカン大学の最高責任者、インド物語集の作家 1冊
(58) Dame Anne Dowson, O.S.B.(Irene Carlos Dowson、1889~1937)、ベネディクト会修道女 4通
(59) Oswald Barron(1868~1939)、マルトレイヴァース紋章官、紋章学と系譜学の権威 2通
(60) Thomas Edward Lawrence(T. E. Shaw、1888~1935)、『知恵の七柱』の著者、アラビアのロレンス 16通
(61) Mrs. Leverton Harris(Gertrude Richardson、1865~1938)、Rt. Hon. Leverton Harris, M.P.の妻 1通
(62) Lady Horner(Francis Graham、1854~1940)、Sir John Horner, of Mellsの妻、『Time Remembered』の著者
やはり、一人の人間がどれほど多くの知友を得ることができるのかと驚きます。
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405. 1934年の佐佐木信綱『明治文學の片影』(2023年11月16日)
404. 1941年の冨岡冬野『空は青し』(2023年10月18日)
403. 1935年の佐佐木信綱・佐佐木雪子『筆のまにまに』(2023年10月17日)
402. 1926年のニコルソン『イングランドの鳥』(2023年9月15日)
401. 1958年~1969年の筑摩書房『世界文学大系』(2023年9月12日)
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400. 1953年の藪内清編『天工開物の研究』(2023年9月7日)
399. 1898年のウィリアム・ローゼンスタインの『English Portraits』(2023年8月4日)
398. 2022年と2023年の天沢退二郎の青い本(2023年7月4日)
397. 2023年のクリス・カトラー『作曲とコラボ』ボックス(2023年6月5日)
396. 堀口大學が秋朱之介に贈った花瓶(2023年5月14日)
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395. 2016年の『THE UNTHANKS MEMORY BOOK VOL.1』(2023年4月16日)
394. 1997~1998年に斎藤敏栄がまとめた木下逸雲関係資料(2023年3月26日)
393. 2012年と2022年の『私が選ぶ国書刊行会の3冊』(2023年2月22日)
392. 1991年の天沢退二郎『欄外紀行』(2023年2月1日)
391. 1978年のBruford『Feels Good To Me』(2023年1月31日)
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390. 2005年のironicrecords(2023年1月20日)
389. 1981年のironicrecords(2023年1月19日)
388. 2023年の桜島(2023年1月1日)
387. 2014年のロズ・チャスト『Can't We Talk About Something More Pleasant?』(2022年12月31日)
386. 1985年のカラーフィールド『ヴァージンズ・アンド・フィリスタインズ』(2022年12月21日)
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385. 2022年の桜島雪景色(2022年12月18日)
384. 2022年のHalf Cat Records(2022年11月14日)
383. 1936年の赤井光惠遺稿『野薊』(2022年11月4日)
382. 1986年の『黙遙』創刊号(2022年10月19日)
381. 2020年のギャヴィン・ブライアーズ『プラトニックな《HA HA》』(150年1月1日・2022年9月8日)
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380. 1928~1929年の『變態黄表紙』(2022年8月31日)
379. 1926年の『變態・資料』に挟まれたメモ(2022年8月25日)
378. 1988年~1989年の片岡吾庵堂『横目で見た郷土史』附言(2022年7月11日)
377. 1963年~1966年の家族写真ネガフィルム(2022年6月16日)
376. 1980年~1986年のBroken Records(2022年5月14日)
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375. 1950年の『IMAGE:5』(2022年5月4日)
374. 1976年~2006年の藤井令一詩集(2022年4月5日)
373. 1976年の藤井令一『詩集 シルエットの島』(2022年3月31日)
372. 1960年の『ジョアン・ハッサルの木版画』(2022年2月27日)
371. 2020年の『Matrix 36』(2022年1月31日)
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370. 1989年の『Matrix 9』(2022年1月30日)
369. 1978年の『現代詩アンソロジー 鹿児島 1978』(2022年1月23日)
368. 1972年の『鹿児島県詩人選集 1972』(2022年1月22日)
367. 2022年の桜島(2022年1月1日)
366. 1979年の平原勝郎『歌集 ダチュラの実 付 鹿児島歌壇五十年史』(2021年12月25日)
365. 1928年の『水甕』五月號・岩谷莫哀追悼號(2021年12月21日)
364. 1952年の『南日本文學』(2021年12月20日)
363. 本棚の動物園(2021年11月25日)
362. 1940年以降のデント社版ロバート・ギビングス本 その3(2021年11月8日)
361. 1940年以降のデント社版ロバート・ギビングス本 その2(2021年10月25日)
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360. 1940年以降のデント社版ロバート・ギビングス本 その1(2021年10月24日)
359. 1980年の「蓮實重彦・山田宏一が選んだ100冊の映画の本」(2021年10月14日)
358. 1959年の『ロバート・ギビングスの木版画』(2021年9月29日)
357. 1949年の『パタフィジック万年暦』(2021年9月7日)
356. 1982年の Ant On E『THE MOUTH』(2021年8月29日)
355. 2003年の佐々木桔梗『日本の肉筆絵入本』(2021年8月16日)
354. 2009年~2019年の The Laurence Sterne Trust 企画展箱(2021年8月15日)
353. 1933年の池田さぶろ『財界漫畫遍路』(2021年7月31日)
352. 1963年の『さんぎし』10月号(2021年7月25日)
351. 1985年のデヴィッド・チェンバース編『ジョアン・ハッサル』(2021年6月25日)
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350. 1955年のアイオナ&ピーター・オピー編『オックスフォード版ナーサリーライムの本』(2021年6月24日)
349. 1953年のレイノルズ・ストーン編『トマス・ビュイックの木口木版画』(2021年6月1日)
348. 1946年の『思索』夏季號(2021年5月27日)
347. 2019年のBjörn d'Algevey『THE MARVELOUS MOO / MILANO EAGLES』(2021年4月25日)
346. 2014年~2017年の『Uniformagazine』(2021年4月24日)
345. 2014年の『キュー・ローン(Kew. Rhone.)』の本(2021年4月5日)
344. 2011年のピーター・ブレグヴァド『漂白する流れ(The Bleaching Stream)』(2021年3月28日)
343. 2006年の『想像のメディアの本(Book of Imaginary Media)』(2021年3月21日)
342. 2006年の『Variantology 2』(2021年3月14日)
341. 2003年の『幻想博物館(The Phantom Museum)』(2021年3月7日)
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340. 2002年の『The Ganzfeld』(2021年2月28日)
339. 桜島雪景色(2021年2月19日)
338. 2001年のPeter Blegvad『FILLING TOOTH』(2021年2月18日)
337. 1986年の『Picture Story 2』(2021年2月12日)
336. 1985年の『ATLAS ANTHOLOGY III』(2021年2月11日)
335. 2020年のピーター・ブレグヴァド『Imagine Observe Remember』(2021年2月10日)
334. 1949年の『象ちゃんババアルのおはなし』(2021年1月23日)
333. 2021年の桜島(2021年1月1日)
332. 1991年の『ファイル・アンダー・ポピュラー』(2020年12月28日)
331. 1992年の『ハマ野毛』(2020年12月27日)
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330. 1913年の『The Imprint』その4(2020年12月12日)
329. 1913年の『The Imprint』その3(2020年12月12日)
328. 1913年の『The Imprint』その2(2020年12月12日)
327. 1913年の『The Imprint』その1(2020年12月12日)
326. 1958年の『佐藤春夫詩集』と『堀口大學詩集』(2020年11月18日)
325. 2020年のRobert Wyatt & Alfie Benge『Side by Side』(2020年11月3日)
324. 2009年の『Robert Wyatt Anthologie du projet MW』(2020年11月2日)
323. 1987年の『ROBERT WYATT』(2020年11月2日)
322. 1931年の『談奇黨(党)』第3号とその異版(2020年10月11日)
321. 1897年の『ペイジェント(The Pageant)』(2020年9月26日)
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320. 1896年の『ペイジェント(The Pageant)』(2020年9月20日)
319. 2020年の台風一過(2020年9月7日)
318. 1937年のモーゼス・スーパー・ファイン(2020年8月21日)
317. 1988~2003年の『青い花』(2020年8月5日)
316. 1986年のやまぐち・けい『詩文集 白い樹とサモワール』(2020年8月4日)
315. 1993年の青山毅『島尾敏雄の本』(2020年7月19日)
314. 1934年のアンドレ・ジイド著 淀野隆三訳『モンテエニユ論』(2020年6月21日)
313. 1933年の秋朱之介装釘・梶井基次郎『檸檬』(2020年6月10日)
312. 1973年の『詩稿』24(2020年6月2日)
311. 1951年の日夏耿之介『明治大正詩史』改訂増補版(2020年5月31日)
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310. 1972年のエドワード・ゴーリー『アンフィゴーリー』(2020年5月28日)
309. 2000年の『map』(2020年5月28日)
308. 1993年のピート・フレイム『ロック・ファミリー・ツリー完全版』(2020年5月14日)
307. 1933年の三笠書房の《鹿と果樹》図(2020年4月30日)
306. 1973年の「カンタベリー・ファミリー・ツリー」(2020年4月22日)
305. 1985年の『星空に迷い込んだ男 - クルト・ワイルの世界』(2020年4月14日)
304. 2010年の『ロンドン・パタフィジック協会会報』第1号(2020年4月4日)
303. 1976年の別役実『虫づくし』(2020年3月15日)
302. 1973年の『詩稿 25』と1976年の『詩稿 32』(2020年3月7日)
301. 1911年のヘンリー・P・ブイ『日本画の描法』(2020年2月19日)
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300. 1954年ごろの村 次郎自筆『風の歌』ほか6つの異版(2020年2月15日)
299. 1982年のチャクラ『さてこそ』雑誌広告(2020年1月25日)
298. 2020年1月1日の桜島
297. 1996年~(未完)の『THE PRINTED HEAD』第4巻(2019年12月31日)
296. 1993年~1996年の『THE PRINTED HEAD』第3巻(2019年12月30日)
295. 1992・1993年の『THE PRINTED HEAD』第2巻(2019年12月27日)
294. 1990・1991年の『THE PRINTED HEAD』第1巻(2019年12月26日)
293. 1943年の『書物展望』五月號(2019年12月9日)
292. 1994年の江間章子『ハナコ』(2019年11月30日)
291. 1994~1997年の『THE RēR QUARTERLY VOLUME 4』(2019年11月23日)
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290. 1989~1991年の『RēR RECORDS QUARTERLY Vol. 3』(2019年11月23日)
289. 1987~1989年の『Rē RECORDS QUARTERLY Vol. 2』(2019年11月22日)
288. 1989年のアルフレッド・ジャリ『DAYS AND NIGHTS』(2019年11月1日)
287. 1939年の『東京美術』(2019年10月24日)
286. 1937年の『東京美術』(2019年10月23日)
285. 1994年の渡辺外喜三郎「『カンナ』の流れとともに ―牧祥三先生の手紙―」(2019年10月13日)
284. 1999年の鶴ヶ谷真一『書を読んで羊を失う』(2019年9月27日)
283. 2018年の龍星閣『澤田伊四郎 造本一路』と2019年の龍星閣『澤田伊四郎 造本一路 図録編』(2019年9月26日)
282. 1949年の鹿児島市清水町の写真(2019年9月23日)
281. 1947年の村松嘉津『プロヷンス隨筆』(2019年9月2日)
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280. 1938年のアーサー・ランサム『ツバメの谷(SWALLOWDALE)』(2019年8月31日)
279. 1978年の天沢退二郎『オレンジ党と黒い釜』(2019年8月30日)
278. 1973年の天沢退二郎『光車よ、まわれ!』(2019年7月24日)
277. 1937年のアーサー・ランサム『海へ出るつもりじゃなかった』(2019年6月29日)
276. 1930年のアーサー・ランサム『ツバメ号とアマゾン号』(2019年6月28日)
275. 1931年のケネス・グレアム『たのしい川べ』E・H・シェパードさし絵版(2019年6月22日)
274. 1930年のエリック・ギル旧蔵『THE FLEURON』第7号(2019年6月18日)
273. 2014年の津原泰水『音楽は何も与えてくれない』(2019年5月25日)
272. 1987年の『みなみの手帖』第51号(2019年5月9日)
271. 1971年の『みなみの手帖』創刊号(2019年5月9日)
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270. 1913年のラルフ・ホジソン詩集『THE MYSTERY』(2019年5月8日)
269. 1928年の『ザ・バーリントン・マガジン』4月号(2019年4月7日)
268. 1936年の井上和雄『寶舩考(宝船考)』(2019年3月19日)
267. 1939年の井上和雄『書物三見』(2019年3月18日)
266. 1947年の『詩學』11・12月號(2019年3月7日)
265. 1992年の『児玉達雄詩十二篇』(2019年3月3日)
264. 1958年の『森の泉 作品集 8』(2019年3月2日)
263. 1973年ごろの村 次郎詩集『風の歌』筆写版(2019年3月1日)
262. 1956年の『対話』(2019年2月27日)
261. 1971年の『浜田遺太郎詩集』(2019年2月26日)
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260. 1971年の福石忍詩集『遠い星』(2019年2月25日)
259. 1961年の『詩稿』1号(2019年2月24日)
258. 1966年の『詩稿』10号(2019年2月22日)
257. 1967年の『詩と批評』11月号(2019年2月21日)
256. 1934年の秋朱之介の裳鳥会刊『棟方志功画集』広告(2019年2月7日)
255. 1934年の有海久門詩集『人生を行く』(2019年2月6日)
254. 2018年の「言語と美術――平出隆と美術家たち」展のフライヤー・リーフレット(2019年1月21日)
253. 1981年の『浮世絵志』復刻版(2019年1月21日)
252. 2019年1月1日の桜島
251. 1942年の昭南書房版・石川淳『山櫻』(2018年12月16日)
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250. 1986年の『Rē Records Quarterly Vol. 1 No. 3』予約購入者へのおまけ(2018年12月5日)
249. 2013年のサジー・ローチェ文/ジゼル・ポター絵『バンドやろうよ?』(2018年11月14日)
248. 1984年のNovember Books『The Christmas Magazine』(2018年11月12日)
247. 1934年の倉田白羊『雜草園』(2018年10月24日)
246. 1980年の鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』(2018年10月4日)
245. 1931年~1932年の『古東多万(ことたま)』目次(2018年9月29日)
244. 1931年『古東多万(ことたま)』第一號(2018年9月20日)
243. 1931年~1932年の『古東多万』の紙ひも綴じと糸綴じ(2018年8月31日)
242. 2018年の『PETER BLEGVAD BANDBOX』(2018年8月10日)
241. 1942年の新村出『ちぎれ雲』(2018年7月23日)
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240. 1935年の『The Dolphin』誌第2号(2018年7月23日)
239. 1960年の石邨幹子訳 マリイ・ロオランサン『夜たちの手帖』特製本(2018年7月13日)
238. 1934年の木下杢太郎『雪櫚集』(2018年7月12日)
237. 1992年の岡澤貞行『日々是趣味のひと』(2018年6月22日)
236. 1981年の『清水卓詩抄』(2018年6月21日)
235. 1978年のゲーリー・スナイダー『亀の島』サカキナナオ訳 (2018年5月30日)
234. 1956年の山中卓郎『坂の上』(2018年5月11日)
233. 1936年の柳亮『巴里すうぶにいる』(2018年5月9日)
232. 1956年の『POETLORE(ポエトロア)』第8輯(2018年4月30日)
231. 1960年の石邨幹子訳 マリイ・ロオランサン『夜たちの手帖』(2018年4月5日)
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230. 1983年の高野文子『おともだち』(2018年4月4日)
229. 1936年の堀口大學譯『マリイ・ロオランサン詩畫集』(2018年4月4日)
228. 1936年の東郷青児『手袋』(2018年3月27日)
227. 1990年の江間章子『タンポポの呪咀』(2018年3月16日)
226. 1934年の山口青邨『花のある隨筆』(2018年2月12日)
225. 1934年の水原秋櫻子『定型俳句陣』(2018年2月12日)
224. 1934年の山口青邨『雜草園』(2018年2月12日)
223. 1933年の富安風生『草の花』(2018年2月12日)
222. 1943年の昭南書房版『かの子短歌全集 第一巻』(2018年1月28日)
221. 2017年のピーター・ブレグヴァド『GO FIGURE』(2018年1月20日)
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220. 1990年のピーター・ブレグヴァド『King Strut』(2018年1月20日)
219. 1983年のピーター・ブレグヴァド『The Naked Shakespeare』(2018年1月20日)
218. 鶴丸城跡堀のカワセミ(2018年1月1日)
217. 1936年の伸展社版『醉ひどれ船』ちらし(2017年12月30日)
216. 1869年の「稚櫻豊暐姫命塚」(2017年11月18日)
215. 1813年の金剛嶺石碑(2017年11月18日)
214. 1667年のタンタドの観音石像(2017年11月18日)
213. 1981年のScritti Politti「The "Sweetest Girl"」(2017年11月6日)
212. 1903年の川上瀧彌・森廣『はな』(2017年10月29日)
211. 1982年のThe Ravishing Beauties「Futility」(2017年10月17日)
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210. 1925年の西谷操「狼は吠える」(2017年10月8日)
209. 1992年の『ホテル・ロートレアモン』(2017年9月15日)
208. 1935年の堀内敬三『ヂンタ以来(このかた)』(2017年8月29日)
207. 2016年の『SELECTED SONGS by SLAPP HAPPY』 ILLUSTRATED by PETER BLEGVAD(2017年8月17日)
206. 1931年の佐藤春夫『魔女』(2017年7月25日)
205. 1985年の『Rē Records Quarterly Vol. 1 No. 1』の予約購読者へのおまけ(2017年6月27日)
204. 1985~1986年の『Rē Records Quarterly Vol. 1』(2017年5月28日)
203. 1932年の池田圭『詩集技巧』(2017年4月27日)
202. 2011年の『Emblem of My Work』展カタログ(2017年4月3日)
201. 1928年の佐佐木信綱・佐佐木雪子『竹柏漫筆』(2017年3月17日)
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200. 千駄木の秋朱之介寓居から小日向の堀口大學の家まで(2017年3月16日)
199. 2009年の『黒いページ』展カタログ(2017年2月14日)
198. 1934年の『西山文雄遺稿集』(2017年1月31日)
197. 1967年の『笑いごとじゃない』(2017年1月14日)
196. 2017年1月1日の桜島
195. 1978年のキャシー・アッカーの声(2016年12月31日)
194. 1934年のポオル・ジェラルデイ著・西尾幹子訳『お前と私』(2016年12月19日)
193. 1974年の富岡多恵子『壺中庵異聞』(2016年12月15日)
192. 1995年の峯村幸造『孤拙優游』(2016年11月30日)
191. 1980年の今井田勲『雑誌雑書館』(2016年10月27日)
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190. 1971年の『海』の表紙(2016年10月24日)
189. 1975年の堀口九萬一著・堀口大學訳『長城詩抄』(2016年10月17日)
188. 1936年の『木香通信』6月号(2016年9月26日)
187. 1936年のモラエス『おヨネと小春』(2016年9月4日)
186. 1927年の『藝術市場』―避暑地ロマンス号(2016年8月19日)
185. 1968年の天沢退二郎『紙の鏡』(2016年8月5日)
184. 1970年の天沢退二郎『血と野菜 1965~1969』(2016年8月4日)
183. 1946年のダーウィン夫妻『イッシイブッシイとトップノット』(2016年7月29日)
182. 1990年のジョン・グリーヴス『ローズ・セ・ラ・ヴィ』(2016年7月21日)
181. 1953年の片山廣子『燈火節』(2016年5月18日)
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180. 1907年の『シャナヒー』年刊版第2巻(2016年5月17日)
179. 1906年の『シャナヒー』年刊版第1巻(2016年5月16日)
178. 1904年の『アイルランドの丘で狩りをする妖精女王マブ』(2016年5月10日)
177. 1942年の野村傳四『大隅肝屬郡方言集』(2016年4月28日)
176. 1926年ダックワース版のハドソン『緑の館』(2016年4月22日)
175. 1948年のバーナード・ダーウィン『のんきな物思い』(2016年3月17日)
174. 1989年の天沢退二郎詩集『ノマディズム』(2016年2月23日)
173. 1946年と1956年の『折々のナーサリーライム』(2016年2月18日)
172. 1935年のダーウィン夫妻『トゥトロ氏と仲間たち』(2016年1月24日)
171. 桜島雪景色(2016年1月24日)
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170. 1927年のダーウィン夫妻『トゥトロ・トゥ』(2016年1月18日)
169. 1966年の天沢退二郎『時間錯誤』(2016年1月17日)
168. 1925年のダーウィン夫妻『トゥトロ氏のおはなし』(2016年1月12日)
167. 2016年1月1日の桜島
166. 1964年のミス・リード編『カントリー・バンチ』(2015年12月31日)
165. 1924年のジェフリー・ケインズ『サー・トマス・ブラウン書誌』(2015年12月12日)
164. 1975年のAllen Toussaint 『Southern Nights』(2015年11月16日)
163. 1968年の松下竜一『豆腐屋の四季』(2015年11月11日)
162. 1963年の天沢退二郎詩集『夜中から朝まで』(2015年11月10日)
161. 1984年の品川力『本豪落第横丁』(2015年10月1日)
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160. 2015年のユニティー・スペンサー『アーチストになれて運がよかった』(2015年9月30日)
159. 1961年の天沢退二郎詩集『朝の河』(2015年8月30日)
158. 1972年の『天澤退二郎詩集』(2015年8月29日)
157. 初夏の七郎すもも(2015年7月24日)
156. 1979年のPeter Gabriel「Here Comes The Flood」(2015年7月23日)
155. 1940年の松崎明治『ANGLING IN JAPAN (日本ノ釣)』(2015年6月18日)
154. 2000年のクリンペライ『不思議の国のアリス』ジャケット(2015年4月25日)
153. 2012年のデヴィッド・アレン『サウンドバイツ 4 ザ レヴェレイション 2012』(2015年3月18日)
152. 2012年のダンカン・ヘイニング『トラッドダッズ、ダーティボッパー、そしてフリーフュージョニアーズ』(2015年3月16日)
151. 1976年のキリル・ボンフィリオリ『Something Nasty In The Woodshed』(2015年1月29日)
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150. 1949年の七高文藝部『啓明』最終刊号(2015年1月18日)
149. 1995年ごろの片岡吾庵堂さん作「翔び鶴」(2015年1月10日)
148. 1937年のダグラス・コッカレル『製本』(2015年1月5日)
147. 2015年1月1日の桜島
146. 1984年のジョージ・オーウェル『1984年』ファクシミリ版(2014年12月30日)
145. 1974年の天澤退二郎詩集『譚海』(2014年12月29日)
144. 2001年の岩田宏『渡り歩き』(2014年12月26日)
143. 1980年の岩元紀彦監修『追悼文集 伯父 岩元禎』(2014年12月1日)
142. 1985年のエドワード・リア回顧展カタログ(2014年10月7日)
141. 1977年の辻邦生『夏の海の色』(2014年8月29日)
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140. 1974年のロバート・ワイアット『ロック・ボトム』(2014年7月26日)
139. 1998年の『河原温 全体と部分 1964-1995』展カタログ(2014年7月16日)
138. 1913年の半仙子『日當山侏儒戯言』(2014年6月30日)
137. 1917年の加藤雄吉『尾花集』(2014年6月27日)
136. 1929年の島津久基『羅生門の鬼』(2014年6月12日)
135. 1943年の『FLEURON』誌刊行20周年記念に催された食事会のメニュー(2014年4月25日)
134. 1995年の平田信芳『石の鹿児島』(2014年2月27日)
133. 1983年のリチャード・カーライン回顧展カタログ(2014年2月8日)
132. 1971年のリチャード・カーライン『ポストのなかの絵』第2版(2014年1月26日)
131. 1994年のウィリー・アイゼンハート『ドナルド・エヴァンスの世界』(2014年1月7日)
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130. 1978年の雅陶堂ギャラリー「JOSEPH CORNELL展」カタログ(2014年1月5日)
129. 2014年1月1日の日の出(2014年1月1日)
128. 2010年の『クラシック・アルバム・カヴァー』(2013年12月11日)
127. 1934年の『藝術家たちによる説教集』(2013年12月1日)
126. 1926年の南九州山岳會編『楠郷山誌』(2013年11月27日)
125. 1924年の第七高等学校造士館旅行部『南溟』創刊号(2013年11月26日)
124. 1974年の講談社文庫版『復興期の精神』(2013年11月17日)
123. 1924年の箱入りの志賀直哉『眞鶴』と木村荘八『猫』(2013年11月9日)
122. 1912年ごろのスレイド美術学校のピクニック集合写真(2013年10月17日)
121. 1929年のアーサー・ウェイリー訳『虫愛づる姫君』(2013年10月8日)
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120. 2004年の『妄想フルクサス』(2013年9月30日)
119. 1937年のアーサー・ウェイリー訳『歌の本』(2013年9月22日)
118. 1984年のガイ・ダヴェンポート『「りんごとなし」とその他の短編』(2013年9月12日)
117. 1953年のゴードン・ボトムレイ『詩と劇』(2013年9月10日)
116. 1905年のゴードン・ボトムレイ『夏至の前夜』(2013年9月9日)
115. 1985年の『さようなら、ギャングたち』(2013年7月31日)
114. 1972年の島尾敏雄『東北と奄美の昔ばなし』(2013年7月14日)
113. 1976年の『ジョセフ・コーネル・ポートフォリオ』(2013年7月4日)
112. 1958年のエリナー・ファージョン『想い出のエドワード・トマス』(2013年6月26日)
111. 1887年のローレンス・オリファント『ファッショナブルな哲学』(2013年6月15日)
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110. 1938年の『聖者の物語』(2013年6月12日)
109. 1975年のハットフィールド・アンド・ザ・ノース『ザ・ロッターズ・クラブ』(2013年6月4日)
108. 1982年のアン・テイラー『ローレンス・オリファント 1829-1888』(2013年5月26日)
107. 1971年のドナルド・バーセルミ『ちょっとへんてこな消防車』(2013年5月16日)
106. 1991年のウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン』(2013年5月10日)
105. 1992年の『五代友厚・寺島宗則・森有礼』(2013年5月8日)
104. 1957年の木山捷平『耳學問』(2013年4月28日)
103. 1924年のエドワード・ゴードン・クレイグ『木版画と覚書』(2013年4月23日)
102. 1957年のエドワード・ゴードン・クレイグ『わが生涯の物語へのインデックス』(2013年4月17日)
101. 1900年ごろのホフマン『英語版もじゃもじゃペーター』(2013年4月8日)
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100. 1959年の『グウェン・ラヴェラの木版画』(2013年3月26日)
99. 1977年の『レイノルズ・ストーン木版画集』(2013年3月24日)
98. 1981年の『九百人のお祖母さん』(2013年3月23日)
97. 1938年の『風車小屋だより』(2013年3月19日)
96. 1935年の『薩藩の文化』(2013年3月13日)
95. 1981年の『土曜日の本・傑作選』(2013年3月12日)
94. 1975年の『土曜日の本』(2013年3月11日)
93. 1973年の『土曜日の本』(2013年3月10日)
92. 1972年の『土曜日の本』(2013年3月9日)
91. 1971年の『土曜日の本』(2013年3月8日)
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90. 1970年の『土曜日の本』(2013年3月7日)
89. 1969年の『土曜日の本』(2013年3月6日)
88. 1968年の『土曜日の本』(2013年3月5日)
87. 1967年の『土曜日の本』(2013年3月4日)
86. 1966年の『土曜日の本』(2013年3月3日)
85. 1965年の『土曜日の本』(2013年3月2日)
84. 1988年のケヴィン・エアーズのライブ(2013年3月1日)
83. 1964年の『土曜日の本』(2013年2月28日)
82. 1963年の『土曜日の本』(2013年2月27日)
81. 1962年の『土曜日の本』(2013年2月26日)
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80. 1961年の『土曜日の本』(2013年2月25日)
79. 1960年の『土曜日の本』(2013年2月24日)
78. 1959年の『土曜日の本』(2013年2月23日)
77. 1958年の『土曜日の本』(2013年2月22日)
76. 1957年の『土曜日の本』(2013年2月21日)
75. 1956年の『土曜日の本』(2013年2月20日)
74. 1955年のオリーヴ・クックとエドウィン・スミス『コレクターズ・アイテム』(2013年2月19日)
73. 1955年の『土曜日の本』(2013年2月18日)
72. 1954年の『土曜日の本』(2013年2月17日)
71. 1953年の『土曜日の本』(2013年2月16日)
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70. 1952年の『土曜日の本』(2013年2月15日)
69. 1951年の『土曜日の本』(2013年2月14日)
68. 1951年の『現代の本と作家』(2013年2月13日)
67. 1950年の『土曜日の本』(2013年2月12日)
66. 1949年の『土曜日の本』(2013年2月11日)
65. 1948年の『土曜日の本』(2013年2月10日)
64. 1947年の『土曜日の本』(2013年2月9日)
63. 1946年の『土曜日の本』(2013年2月8日)
62. 1945年の『土曜日の本』(2013年2月7日)
61. 1944年の『土曜日の本』(2013年2月6日)
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60. 1943年の『土曜日の本』(2013年2月5日)
59. 1942年の『土曜日の本』(2013年2月4日)
58. 1936年の『パロディ・パーティー』(2013年2月3日)
57. 1941年の『土曜日の本』(2013年2月2日)
56. 1953年ごろの『スティーヴンス=ネルソン社の紙見本帖』(2013年1月31日)
55. 1945年の岸田日出刀『建築學者 伊東忠太』(2013年1月29日)
54. 1912年のチャールズ・T・ジャコビの『本と印刷についての覚書』(2013年1月27日)
53. 1903年の岡倉覚三『東洋の理想』(2013年1月26日)
52. 1895年のウィリアム・モリス『世界のかなたの森』(2013年1月25日)
51. 1969年ごろの『モノタイプ社印刷活字見本帖』(2013年1月23日)
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50. 1958年の小沼丹『黒いハンカチ』(2013年1月22日)
49. 1902年のゴードン・ボトムレイ『夜さけぶもの 一幕劇』(2013年1月21日)
48. 1955年の『詩人と画家 ゴードン・ボトムレイとポール・ナッシュの往復書簡』(2013年1月20日)
47. 1945年のトム・ジェントルマン『ブラエ農場』(2013年1月19日)
46. 1957年の岩波書店版『漱石全集 書簡集一~五』(2013年1月18日)
45. 1980年のノエル・キャリントン『キャリントン 絵・素描・装飾』(2013年1月17日)
44. 1970年の『キャリントン 手紙と日記抜粋』(2013年1月16日)
43. 1892年のマードック,バートン,小川『アヤメさん』(2013年1月15日)
42. 1910年のポンティング『この世の楽園・日本』(2013年1月14日)
41. 1987年のデヴィッド・マッキッタリック『カーウェン・パターン紙の新見本帖』(2013年1月13日)
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40. 1969年の『岩下壮一 一巻選集』(2013年1月12日)
39. 1860年のモクソン版『アルフレッド・テニスン詩集』(2013年1月11日)
38. 1980年のヤング・マーブル・ジャイアンツ『言葉と絵』(2013年1月10日)
37. 1927年の『七高さん』(2013年1月9日)
36. 1936年のグウェン・ラヴェラ『逃亡』(2013年1月8日)
35. 1899年のメアリ・フェノロサ『巣立ち』(2013年1月7日)
34. 1906年のメアリ・フェノロサ『龍の画家』(2013年1月6日)
33. 1961年のジュニア鹿児島編『ニコニコ郷土史』(2013年1月5日)
32. 1940年のジョン・ファーリー『刻まれたイメージ』(2013年1月4日)
31. 1939年と1946年の『トワエモワ』(2013年1月3日)
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30. 1963年の『シルヴィア・ビーチ 1887-1962』(2013年1月2日)
29. 謹賀新年(2013年1月1日)
28. 1984年のカトラー文・ベンジ絵『ニワトリになったハーバートくん』(2012年12月31日)
27. 1970年のアーサー・ウェイリー『Madly Singing in the Mountains』(2012年12月30日)
26. 1925年のウェイリー訳『源氏物語』(2012年12月29日)
25. 1931年のウィリアム・ローゼンスタイン『人と思い出』(2012年12月28日)
24. 1949年の梅花艸堂主人『夢』(2012年12月27日)
23. 1947年の加藤一雄『無名の南畫家』(2012年12月26日)
22. 1963年の岩本堅一『素白随筆』(2012年12月25日)
21. 1978年のブライアン・イーノ&ピーター・シュミット『オブリーク・ストラテジーズ』(2012年11月2日)
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20. 1982年のロバート・ワイアット『シップビルディング』(2012年10月30日)
19. 2000年のピーター・ブレグヴァド『リヴァイアサンの書』(2012年10月29日)
18. 1910年のジェームズ・マードック『日本史・第一巻』(2012年10月27日)
17. 1903年のジェームズ・マードック『日本史』(2012年10月26日)
16. 1861年のエドモンド・エヴァンス『THE ART ALBUM』(2012年10月24日)
15. 1898年のカーライル『衣装哲学』(2012年10月23日)
14. 1861年のジョン・ジャクソン『木版論』(2012年10月22日)
13. 1937年のフランシス・ブレット・ヤング『ある村の肖像』(2012年10月21日)
12. 1974年の坂上弘『枇杷の季節』(2012年10月20日)
11. 1952年のグウェン・ラヴェラ『Period Piece』(2012年10月19日)
10. 1919年の『ルパート・ブルック詩集』(2012年10月16日)
09. 1942年の松崎明治『釣技百科』(2012年10月14日)
08. 1966年のキース・ロバーツ『パヴァーヌ』(2012年10月11日)
07. 1983年の島尾ミホ『海嘯』(2012年10月11日)
06. 1933年の内田百間『百鬼園随筆』 (2012年10月11日)
05. 1964年のケヴィン・エアーズ最初の詩集(2012年10月10日)
04. 1936年の「国際シュルレアリスト広報」第4号(2012年10月9日)
03. 1921年のクロード・ローヴァット・フレイザー(2012年10月8日)
02. 1899年と1904年の『黄金時代』(2012年9月26日)
01. 1945年の『青い鳥』(2012年9月22日)