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スワロウデイル

 編集工房SWALLOW-DALEのアーカイヴ準備室です。ときどき更新します。

平田信芳文庫

 平田信芳(1930年9月15日 - 2014年2月15日)の思い出に、
「平田信芳文庫」を開設しました。(2014年10月28日)

 

SWALLOW-DALE

 不定期刊小冊子『SWALLOW-DALE』をPDFで公開していく予定です。おもに鹿児島についてのテキストになります。忘れられている、忘れ去られている話題を取り上げていく予定です。時代遅れというか、時代とずれた話が続く予定です。

【2019年1月25日】『SWALLOW-DALE』別冊のPDFを公開しました。

 

my favorite things

 しばらく「20世紀書店」が続きます。ほかの世紀にもお邪魔します。

 

288. 1989年のアルフレッド・ジャリ『DAYS AND NIGHTS』(2019年11月1日)

1989年の『DAYS AND NIGHTS』表紙

 

イギリスに、アトラス・プレス(Atlas Press)という、小さな出版所があります。

1983年の立ち上げ以来、ダダ、シュルレアリスム、ウィーン・グループ、コレージュ・ド・パタフィジック、ウリポなど、非英語圏の前衛的な作品の英語翻訳を中心に、インテリやんちゃな「反伝統(anti-tradition)」的作品を、300部ほどの限定出版で、こつこつと出版し続けてきた、小さな出版所で、アルフレッド・ジャリ(Alfred Jarry、1873~1907)のユビュ親父(Père Ubu)の第一声「くそっ!(merdre)」ではじまった、20世紀的な、「不条理な(absurd)」「変な(weird)」「おもしろい(hilarious)」といった形容詞が当てはまるテキストを発掘してきました。

アトラス・プレスのサイトをのぞいてみれば、お分かりになると思いますが、これだけ「反伝統(anti-tradition)」に偏った書目で、これまで36年続けてこられたこと、それだけで尊敬に値します。

今年の夏に、アトラス・プレスのWEBサイトが全面的にリニューアルされました。
絶版とされていた本のうち在庫整理で出てきた本を「古書」として販売しはじめて、小さな出版所がこれからどう継続していくのか、模索しているのだなと思いました。

その新しいサイトをながめて、本棚の奥にあったアトラス・プレス本を久しぶりに引っ張り出すと、本が日に焼ける経年変化は嫌いではないので構わないのですが、紙にシミが出ている本が多くて、鹿児島のような湿気の多い土地では、こまめに曝書しないといけなかったなと反省しました。

写真は、1989年に出た、アルフレッド・ジャリの『DAYS AND NIGHTS』の50部限定版の表紙です。