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スワロウデイル

 編集工房SWALLOW-DALEのアーカイヴ準備室です。ときどき更新します。

平田信芳文庫

 平田信芳(1930年9月15日 - 2014年2月15日)の思い出に、
「平田信芳文庫」を開設しました。(2014年10月28日)

 

SWALLOW-DALE

 不定期刊小冊子『SWALLOW-DALE』をPDFで公開していく予定です。おもに鹿児島についてのテキストになります。忘れられている、忘れ去られている話題を取り上げていく予定です。時代遅れというか、時代とずれた話が続く予定です。

 

my favorite things

 しばらく「20世紀書店」が続きます。ほかの世紀にもお邪魔します。

 

334. 1949年の『象ちゃんババアルのおはなし』(2021年1月23日)

1949年の『象ちゃんババアルのおはなし』表紙

 

フランスの絵本作家ジャン・ド・ブリュノフ(Jean de Brunhoff、1899~1937)の、象のババールを主人公にしたシリーズ第1作『Histoire de BABAR le petit éléphant』。
写真は、いしむらみきこ訳『象ちゃんババアルのおはなし』(世界文学社)で、1949年7月5日発行の本邦初訳版です。

ブリュノフのババールものの翻訳は、1938年から1939年に『コドモノクニ』(東京社)に6回にわたって連載された「ザウノマチ」が最初とされますが、これはシリーズ第3作『王さまババール(Le Roi Babar)』(フランス初版1933年)の翻訳で、第1作の『Histoire de BABAR le petit éléphant』の翻訳は『象ちゃんババアルのおはなし』が最初と思われます。

第194回 1934年のポオル・ジェラルデイ著・西尾幹子訳『お前と私』(2016年12月19日)
第231回 1960年の石邨幹子訳 マリイ・ロオランサン『夜たちの手帖』(2018年4月5日)
第232回 1956年の『POETLORE(ポエトロア)』第8輯(2018年4月30日)
第239回 1960年の石邨幹子訳 マリイ・ロオランサン『夜たちの手帖』特製本(2018年7月13日)

などで紹介した、石邨幹子(西尾幹子、1900~1986)による翻訳です。

少し水濡れがあり、綴じも痛んでいる本だったので、入手できる値段でした。
実は、今まで「ババール」ものには全く縁がなく、この機会に初めて読むことになりました。

戦前よくあった海賊版やリライト版でなく、1931年のフランス初版をもとにした、ていねいな完訳版でした。